薬師寺に奉納された大作「大唐西域壁画」を東京国立博物館『仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護』展で見る

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2009年12月に79歳で亡くなった平山郁夫氏を偲んで東京国立博物館・平成館にて開催された特別展『仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護』を3月3日(木)に見てきました。 既に見た何人かの人が絶賛していたので 開催の終了する3月6日の3日前に 私も見に行ったものですが 期待を裏切らぬ内容でした。

この特別展は 2部構成となっていました。 第1部「文化財の保護と継承―仏教伝来の道」では インドから仏教伝来の道に沿って平山郁夫氏が踏査する中で行った仏教遺跡の文化財保護活動を顕彰し 第2部「文化財保護の結実―大唐西域壁画」では 玄奘三蔵の旅を追体験する中で平山郁夫が薬師寺に奉納した畢生の大作「大唐西域壁画」 を展示していました。

目玉は 薬師寺玄奘三蔵院に奉納されてから初めて寺の外で展示される大唐西域壁画で 全7場面(高さ2.15メートル、柱を含め幅50メートル)の内の5場面が展示されていました。 写真上は その第1場面「明けゆく長安大雁塔・中国」で 屋外の看板を撮りました。 長安大雁塔は 西暦645年に玄奘三蔵が足掛け17年にわたるインドの旅から中国・長安に持ち帰った仏典を保管している建物(塔)です。 

7場面からなる大壁画は、長安を起点にして、高昌故城の遺跡を経て、最も難所の天山を越えてヒマラヤ山を仰ぎ、仏跡ナーランダーを経由して天竺に至る玄奘三蔵の求法の旅と精神を描いたものです。

平山郁夫は 玄奘三蔵に捧げるために構想を含め30年かけて製作したこの大壁画を 薬師寺玄奘三蔵殿に依頼画としてではなく(お金を貰わずに)献納しています。

『仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護』展は 9:30開館というので9:45頃に行ったところ 待たずに入れましたが 見終えて11:15頃に外へ出たところ 平成館の前は長蛇の列で 待ち時間20分となっていました。

最近 この種の美術展やイベントは 平日に行っても 必ず混んでいますが それだけ 「サンデー毎日」の高齢者が増えたということなのでしょうか? 
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